#暮らし
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公共施設や商業施設、集合住宅といった公共空間にもっとも大切なのは、誰もが安心・快適に利用できる、優れた機能性・利便性かもしれません。そこに、景観づくりという観点を加えると、「街並みとの調和」が不可欠な要素になります。人々が心地よさや美しさを感じられる景観を創造するために、街並みに溶け込む景観エクステリアが求められています。
調和を重視したデザイン・カラーを選ぶ
景観エクステリアの中で、もっとも人の目に触れるのが門扉とフェンスです。とくに、学校や工場などの大型の門扉やフェンスは、色や形の変化がわずかであっても、周囲の景観に大きく影響する場合があります。建物そのものの印象にも影響する重要なポイントですので、門扉とフェンスのデザイン・カラーには、強くこだわってみることをオススメします。
「スタックラインSR」「スタックラインNR」は、本体重ね合わせ方式でコンパクトに収納できる大型引戸門扉です。収納幅を小さくできることで、景観との調和を容易にします。多くのご要望にお応えし、いずれのモデルにも落ち着いた色調の「マットブラウン」を追加しました。
大型フェンス「GTF」は、建築基準法に対応する業界最高レベルの耐風圧強度 V0=42m/s を実現しています。強さだけでなく、設置条件に応じて選択できる豊富なデザインバリエーションも特長です。さらに、新色として「マットブラウン」が追加され、これまで以上に街並みや自然に溶け込みやすくなりました。
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新たな公共空間を創造する、既存の公共空間を再整備するといった場面で大切な「周囲との調和」ですが、それは個性を目立たなくする・埋没させるということではありません。周辺の建物の形状、壁面の意匠や素材などの構成要素や、自然や街路樹などの景観資源と、表現したい個性との「一体感の演出」が周囲との調和のポイントです。
街や地域の「らしさ」の表現を楽しもう
素材感やディテールにこだわった景観エクステリアは、シンプルで落ち着いたデザイン・カラーであっても、独特の雰囲気や重厚感をさりげなく漂わせます。条例やガイドラインなどの制約が厳しい場合でも、さりげないこだわりが光る景観エクステリアを採り入れることで、公共空間の個性や魅力をアピールできます。
通路を覆うアーチウェイ(回廊)にも、周囲の景観や設置環境に合わせてお選びいただける、様々な商品をご用意しています。「パーゴランド」は雨や日差しを遮るアーチウェイタイプと、開放感のあるパーゴラタイプの2種類があり、コーナーや傾斜にも対応できるユニットの利用で敷地形状に合わせた設置を可能にします。その他にも、積雪の多い地域向けの高強度仕様、風雨の吹き込みを防ぐサイドパネル仕様など、多彩なラインナップで魅力ある景観づくりに貢献します。
「RKF」は、重厚感漂う格調高い装飾が特長のロートアルミ製フェンスです。ロートアイアン風の“手仕事の温かみ”を感じさせるモチーフが、建物や空間全体の個性を演出するアクセントになります。建築基準法対応の耐風圧強度 V0=34m/s があり、強い風にも耐える強さを備えています。最大40°までの傾斜地にも設置できる対応力の高さも特長で、洋風テイストを際立たせたい商業施設や公共施設に最適です。
四国化成では、目線から隠すのではなく、景観に溶け込むデザインのゴミ集積庫も多数ラインナップしています。木質樹脂製の「ゴミストッカー®WP型」は、木の風合いを演出するゴミ集積庫で、公園や福祉施設などの景観づくりに役立ちます。優しさと温かみのある木質樹脂は耐候性・耐久性に優れ、メンテナンスも簡単。安心して長くお使いいただけます。
「ゴミストッカー®DS型」は、アルミの質感とシンプルで上質なデザインが際立つ、スタイリッシュなゴミ集積庫です。特長であるコーナー部の大きなアール形状と上蓋のフラット感が、ハイセンスな空間にマッチする“美しさ”を主張します。床面掃除がしやすい脱着式の前面パネルを備えるほか、上蓋・ハンドルまわりに「指挟み防止構造」を採用するなど、使い勝手と安全性への配慮も万全です。