他の屋上緑化とどう違うのか?
当社独自の緑化部分を浮かせる緑化工法。
(通常は屋上面に直接緑化する工法)
緑化部分(グリーンメッシュ)を浮かせるメリットは?
メッシュ部分に植生した緑が太陽光を遮り、さらに緑と屋上面の間の空気層による断熱効果で屋上表面温度を下げる。(夏場で約20℃遮熱)また、夏場に最も暑くなる屋上面から緑面を離すことで植物にとって快適な育成環境を確保できる。
全体重量は?
土壌湿潤・時重量156kg/基(39kg/㎡)施工乾燥時重量83kg/基(21kg/㎡)
緑化面積は?
4㎡/基
土壌ベース(稼動式人工基盤)は屋上緑化として認められるのか?
ほとんどの自治体で容量が100ℓ以上(容易に動かせない)のプランターは認められる。
グリーンメッシュ部分に緑がなくても緑化面積に算入されるのか?
ほとんどの自治体で認められることを確認済み。「グリーンシェード」 はつる植物により、4㎡を緑化できることを育成試験で検証済みなので、緑化面積に認める自治体が多い。なお、各自治体ごとの詳細な認定条件については、事前に必ず自治体にご確認ください。
工場敷地内の屋上緑化としてメッシュ部分は認められるのか?
「工場立地法」でメッシュ部分(緑がない状態)を屋上緑化面積に認定できることを経済産業省に確認済み。緑化面積の 1/4(5%)を屋上緑化として認定できる。
風の対策は?(吹き上げ、転倒、横滑りの防止)
本体高さを45cmに抑え、メッシュ部分(透過率51%)は吹き上げ力・負圧を軽減し、土壌ベース形状が円柱(風力係数 0.7)のため横風にも強い構造。設置高さ9m以上は吹上防止金具(オプション)をご用意。
施工可能高さは?
原則高さ30m(地上10階程度)以下。ただし、高さ31m以上でも個別に耐風計算により対応可能。設置高さ9m以上は吹上防止金具(オプション)が必要となる。
耐用年数は?
約10年以上。(設置場所の環境により変動の可能性あり)
ただし、商品保証は2年間。(電装部品は1年間)
メッシュの高さはF.L+450以外にないのか?(もっと高く or もっと低く)
メッシュ高さを変更することは不可。上げた場合重心が高くなり、転倒の可能性あり。
メッシュの上に人間が乗れないのか?
人は乗れません。積雪荷重は600N/㎡(積雪20cmまで対応)。
メッシュの下に人間が入れるようにパーゴラタイプはないのか?
今後の開発検討課題。
傾斜屋根には設置できないのか?
できない。水勾配1/50以下(通常の陸屋根水勾配)が設置条件。
折半屋根には設置できないのか?
集中積載荷重が最大156kg/基(土壌湿潤・雨水槽満水時)をクリアできれば設置可能。
屋上防水層の補修工事の際に、本体の移動はどうやるのか?
ドレンコック(土壌ベース底部側面の水抜き穴)より雨水を抜き、角材などを土壌ベースの段差部分に当てお神輿を担ぐ要領で二人で持ち上げて移動できる。
土壌ベースの重量と材質は?
約35kg/基。ガラス繊維強化セメント(GRC)製。
水が腐らないか?
雨が降る度に随時水が入れ替わる構造。吸水材に配合した「ゼオライト」(アルミニウムの含水珪酸塩鉱物)に水浄化作用により、腐敗防止効果を弊社育成試験で確認済み。
溜まり過ぎた雨水はどうなるのか?
側面のオーバーフロー孔から外部に自然に排出される構造。
虫(ボーフラ等)が発生しないか?
開口部は注水口のみで虫や埃が入りにくい構造。
夏に水温が上がらないか?
水温は気温+1~2℃で推移し、つる性植物に影響ないことを育成試験で確認済み。
冬に水が凍った場合、支障ないのか?
弊社凍結試験でプランターが破損しないことを確認済み。土壌は土壌セパレーターとプランターの間に隙間があり、貯水槽も上方向に空間があり、水が膨張しても破損しない。
土壌ベースがセメント製のため水質がアルカリ性にならないのか?
貯水部分(内面)にウレタン樹脂で2重に防水し、影響ないことを育成試験で確認済み。
溜まりすぎた水はどうなるのか?
オーバーフロー孔より排水する。100㎜/hの雨でも排水できるよう設計。
貯水量は?
最大約40ℓ。
夏場に雨が降らない場合どのくらいもつのか?
植物の繁茂状態にも左右されるが、真夏時で貯水槽が満水時から約3~4日。
スチール製だが錆びないか(何年もつのか)?
Φ2.6亜鉛メッキ鉄線にポリエステル粉体焼付塗装を施している。キズが付かない限り錆びないので10年以上もつ。現場カット時は塗装のタッチアップが必要。
夏場にメッシュが熱を持ち植物が嫌がらないか?
線材が細いために放熱性が高く、粉体塗装の塗膜(約100ミクロン)で断熱効果あり。
なぜ2層構造なのか?
メッシュパネルの剛性(構造的強度)を保持することと、上下のメッシュの間に育成する「つる性植物」を強風から保護するため。
メッシュ角部が危なくないのか?
樹脂製の専用保護キャップを標準装備。
メッシュの曲げや曲線仕上げはできるのか?
特注対応は可能。製作できない場合もあるので、具体的な形状を弊社にご相談ください。
主な成分は?
保水性を高めるためパーライト、バーミキュライトなどを弊社独自に配合。初期の繁茂を促進するため、化成肥料(窒素、リン酸、カリ)をバランスよく配合。
肥料はどうするのか?
1年に一度冬期中に緩効性肥料(粒状)を土壌表面に散布する。
土は目減りしないのか?
2~3年で約1~2cm程度目減りするが、冬期に目減り分の腐葉土を表面に敷き詰める。
強風で軽量な土壌成分が飛散しないのか?
強風時に一部飛散の可能性あり。表面にマルチング材(粒径30~40mmの砂利やバークチップ)の敷き詰めを推奨。
毎年土の入れ替えは必要ないのか?
原則不要。冬期に表面の土をほぐし、数箇所に長いドライバーなどで小さな穴を数箇所開けて、土中に空気が入りやすくする。
雨水槽から水を自然に吸上げる構造は?
吸水管(3本)に「けいそう土焼成粒」(多孔質、粒径約2~5ミリ)の吸水材を充填し、自然の毛細管現象で適度な水分を吸上げる。通常の不織布の場合、目詰まりしやく、高さ5cm以上は吸上げ難い。
土壌から雨水槽への排水の構造は?
土壌セパレーター底部分にある補強を兼ねた溝にΦ50の穴(4ヶ所)があり、そこから排水と通気が可能。穴はメッシュ形状で吸水材の落下を防止。3ヶ所に設置した吸水管(Φ54)の穴からも排水可能。
枯れたらどうするのか?
完全に枯れた場合は植え替えが必要。スイカズラは非常に強く、根が生きてる場合は枝を切り詰めておけば新芽が出てくる。
病気や害虫は大丈夫か?
推奨しているスイカズラ(常緑多年草)は、一般的に病気になり難いが、害虫の駆除は必要。花が咲く春にアブラムシが発生する場合があるので、発生した場合は早めに薬で駆除してください。
種類は限定されるのか?
スイカズラ(常緑多年草)を推奨。植え替えが必要となるが、実のなるつる性野菜(サツマイモ、ニガウリ、キュウリ)なども栽培可能。
メッシュ部分からはみ出たつる(枝)はどうするのか?
単純にメッシュ端部から約10cm(1マス分)内側から出たつるや枝をカットしてください。根の成長の抑制効果にもなる。
植物の寿命は?
植物の種類や、育成環境によって変わるが、約5~10年。
苗のつるの長さは?
約30~40㎝を推奨。
苗の数は?
スイカズラ(常緑多年草)を1基当たりに4株を推奨。
苗の手配は、造園業者または苗木業者などにご依頼ください。
緑が覆うまでにどのくらいかかるのか?
植え込み時期や設置環境、気象条件により違うが、春先に植え込んだ場合、スイカズラは約6ヶ月。参考までに生育時期は 4~11月、休眠時期は12~3月。
雑草が生えないのか?
葉っぱが覆うまでは1ヶ月に1回程度の除草が必要。
枯れ保証はあるのか?
弊社の枯れ保証はありません。
メンテナンスの通路(300mm)は狭くないのか?
最低300mmを推奨。一人が通れる幅で、身体を中心部に向かって作業することを想定。
落ちた葉の清掃はどうするのか?
風で自然に排水溝に集まるのでそれをまとめて除去する。詰り防止のため排水溝に後付けドレンカバーをお勧め。
水やりはどうするのか?潅水装置は必要か?
雨水による底面給水構造で原則不要であるが、水位計の注水レベルを下回った場合に水の補給が必要。水位計の確認が定期的にできない場合は、水道栓に簡単に後付けできる自動潅水装置(電池式5万円)のオプションをご用意。
メンテナンスの内容は?
1年目:当初4ヶ月間は月1回、簡単な誘引、除草、雨水槽の水位チェック(潅水装置がない夏期は毎週1回、冬期は不要)、その後、2ヶ月に1回剪定、排水溝の落ち葉除去(4回/年)。2年目以降:春~秋のみ2ヶ月に1回、除草、剪定、雨水槽の水位チェック(潅水装置がない夏期は毎週1回、冬期は不要)、排水溝の落ち葉除去。
メンテナンス契約は?
通常、維持管理業者様(または造園業者様)と直接1年間の契約。その後1年ごとに更新。
施工費の目安は?
10基/2人工が目安。約1,000~1,500円/㎡。
施工(組立)は素人でも出来るのか?
特に専門知識は必要ありません。ただし、クレーンによる荷揚げや吹上防止金具のアンカー固定の場合は除きます。
尚、苗の植え込みは、造園業者または苗木業者などにご依頼してください。
施工に必要な工具は?
プラスドライバー、六角レンチ(10番)×2、ニッパー、スコップ程度
搬入費用は?
現場までの輸送費用は製品代に含む(車上渡し)。屋上への荷揚げ費用は別途。
CO2を削減(固定)する値は?
1㎡当たり年間2kgの吸収すると推測していることから緑化面積8㎡なので年間約8kgを吸収する。(自社試算値)
冷房費削減の効果があるのか?
多少効果はあると思われるが、厳密な比較試験(全く同条件)が出来ない為、数値化はできていない。
助成金はあるのか?
上限金額約10~50万円を助成する自治体が年々増えており、具体的な金額や窓口はお問合せください。